今から100年前、1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災は、東京・横浜を中心とした広い地域に大きな被害をもたらしました。横浜港では開港から60年余りをかけ作り上げてきた、大さん橋、新港ふ頭をはじめとした東洋一の近代的港湾設備が一瞬にして崩壊したのです。

一方、震災発生直後から、横浜港をはじめ各地の港は人命救助、救援物資輸送、避難の場としても使われ、商船、艦艇など多くの船舶が活躍しました。また、関東大震災は、横浜港、東京港、神戸港、清水港など主要港がその性格や設備を変化させるきっかけともなりました。

今回の企画展では、「船」と「港」という視点から関東大震災の被害と復興をとらえていきます。関東大震災から100年の節目の年に、過去の災害に学び、現在の防災について”わがこと”として考えるきっかけになれば幸いです。

<展示構成>
プロローグ 震災前の横浜港
1 関東大震災発生
2 船による救助活動
2-1 震災発生を知らせる
2-2 海軍による救助活動
2-3 救援物資は船で運ばれた
2-4 避難民を船で輸送
3 震災による港の変化
3-1 港をつくり直す(1)
―横浜港の震災復旧工事
3-2 港をつくり直す(2)
―横浜港の拡張と復興の完結
3-3 新しい港をつくるー東京港
3-4 生糸輸出港へー神戸港
3-5 国内屈指の木材港へ―清水港
4 震災の教訓を生かして
4-1 国内の港をつなぐ
ー命のみなとネットワーク
4-2 横浜港の防災
4-3 わたしたちの防災

<関連イベント>


<企画展チラシ表 PDF>
<企画展チラシ裏面 PDF>

<お得な前売りチケット>
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